車の中で乃彩にメイクした。



目が赤くてウサギみたい…。



「ナツ…。」

「ん?ちょっと目閉じて?」

「うん。ねぇ、ナツはイジメられた事ある?」

「学生時代はナイかな?ほら、俺って悪い子だったから。って言っても兄貴達のおかげかな?」

「お兄さん?」

「姉ちゃんも兄貴達もみんな怖がられるタイプだったから。おかげで先輩から可愛がられちゃうし…。」

「ふふふっ。総長さんだったんだよね?」



その話しはイイよ…。



成り行きでやってただけだし…。



「乃彩は初めて?」

「違うよ。嫌がらせはいっぱいあった。でも今回長いし教科書はなくなるし制服もなくなるし…。」

「誰がやってるか見当は着かないの?」

「う~ん…。何か変なんだよね…。机にカミソリとか入れてる人と物を盗む人は別のような気がする…。」

「まさか…制服とかの犯人って男とか…?」

「「キモッ!!」」



それだけはイヤなんですけど!!