横を向くと涙目の乃彩。



「俺も同じ。乃彩は何があっても乃彩。俺の好きな乃彩に変わりはナイでしょ?」

「うんっ…ごめんっ…。」

「謝る事ナイから。辛かったのに一人で抱えてたんでしょ?偉い偉い。」

「うぅっ…。」

「でもね、俺も少し頼られたいかな?解決してあげる事は出来なくても楽にしてあげる事くらいなら俺にも出来る。話しくらい聞くよ?」



ポンッと頭に手を置くとポタポタと涙が次々に落ちた。



頑張り過ぎだよ乃彩…。



しばらく泣いてた乃彩の手を握りながら適当にドライブした。



「さてと、制服買いに行こうか!!」

「えっ!?どこに?」

「どこ…かな…学校?」

「もう発注したしスカートなら冬用ので大丈夫。ありがとナツ…。」



泣きっ面で満面の笑み。



気付いてあげれなくてごめんね?



「乃彩不細工~。マスカラ落ちてるし!!」

「えっ!?や、ヤダ!!」

「直してあげましょうか?」

「メイク道具…あるの?」



俺を誰だと思ってるんだ!!