起き上がったナツにスポーツドリンクを渡した。



「力入んねぇ~…。」

「開けようか!?」

「ん…ふぅ~…。」



物凄く具合悪そう…。



蓋を開けるとゴクゴク飲んだ。



こんな時ってどうしたらイイんだろう…。



「帰ってイイよ?」

「えっ!?帰れないよ…。」

「マジで移ったらヤバいでしょ。」

「ナツを一人に出来ない…。」

「イイから帰りな?今日は送れないけど…。」



帰れるわけないじゃん!!



タカヒロ君もいないしナツ一人なんて可哀相…。



「帰んない。ナツの看病する!!」

「乃彩~…。」

「ヒナ君に電話する。」



困った顔をしたナツだけど見ないふりして家に電話をした。



ヒナ君はヒマそうにしてたからいるはず…。



「今日帰らない。」

「は!?何言ってんだよ愛芽。」

「乃彩です。」

「乃彩!?そんな事言うから愛芽かと思った…。」

「ナツが熱出したから帰んない。そばにいる。」

「ワガママ…。ハァ~…明日仕事行けよ…。」



ヒナ君って理解あるね~!!