舜太も笑顔だけど笑ってない感じだし…。



「それでは僕は失礼しますよ。またね愛芽チャン。」



ニコッと笑った顔が近付いてきて…。



オデコにベシッてっ…!?



「痛っ…。」

「させるかバカ。」



キスされそうになったあたしのオデコに舜太の手があった。



指輪痛い…。



「抜かりナイようで。それでは。」



ペコッと頭を下げた川村は人が多い場所に歩いて行った。



ビックリした…。



「あっ…。赤くなってる…。」

「指輪痛かったもん!!バカ舜!!」

「じゃあされてもよかった?」

「よくないけど…。」

「だったらつべこべ言うな。行くぞ。腹減ってんだよ俺。」



されてたらきっと修羅場だったんだろうな…。



一応舜太に感謝…。



そのまま舜太といっぱい食べてたら元カノチィが現れた。



「舜チャ…。」

「ダメ。舜太は愛芽の。」

「あっ…。」



泣きそうな顔…。