でもこのまま秀吉君といるのも辛い…。



ナツ君と会うまでは秀吉君で忘れようとした…。



あたし、本当に最低な女だと思う…。



「別れたい。」

「ヤダ。」

「このまま一緒にいたって秀吉君を傷つけるだけだよ!!」

「傷ついてもイイよ。乃彩が好きになってくれるなら。」



あたしと秀吉君が付き合ったきっかけ…。



ナツ君と別れたのが辛くて仕方なかった時だった…。



『何でも話し聞くから!!』



そう言われてナツ君の事を話したんだ…。



そしたら秀吉君があたしに謝ってくれた。



その日に『俺が忘れさせてあげるから。俺を利用して忘れてくれればイイ。他の人が好きだとしても乃彩チャンのそばにいたい。』そう言われて流れで付き合った。



なんて事しちゃったんだろう…。



「卑怯だよね俺。」

「そんな…。」

「わかってんだよ。乃彩を手放して自由にしてあげなきゃいけないって。でも…できない。」



苦しい…。