お姫様とお嬢様

名刺を見て固まる秀吉。



「乃彩、これ俺の新しい携帯書いてあるから。」

「……………。」

「さっきの訂正。俺も死ぬほど乃彩に会いたかったよ。じゃあまたね。」



最後は逃げた。



秀吉マジ怖かった…。



「ナ~ツ君。」

「舜太…。」

「飲み行く?」

「話し聞けよ?」

「モチ。」



スタジオの外で俺を待ってた舜太と料亭に来た。



何だよここ~…。



「よぉ楓。」

「久しぶりに来たな。」

「適当に何か食わして。後何か日本酒入ってる?」

「イイのがある。」



和服の少年が出迎えてくれたんだけど…。



明らかに極道…。



「舜太?」

「ここ俺の親友がやってる店。まぁやってるって言っても借金の肩に奪ったって言った方が早いか。」



どんな友達ですか?



しかも超高級料亭…。



「政治家とか来るみたいだし。まぁ悪い話しはここでみたいな?」



舜太って何歳ですかね…。