お姫様とお嬢様

俺さっきの話しで妬いてんのかな…。



何か今日はマジ帰したくない…。



学校行かせたくない…。



入った湯舟は狭い…。



でも密着出来てイイ感じ?



「タオル取りなよ。お湯白いから見えないし。」

「ナツ君!!」

「はい?」

「なんか変…。」



変…。



やっぱり変かな…。



「きっと危機感じてんだと思います…。乃彩が取られたらイヤだし…。」

「取られない…。」

「俺6歳も上だし。」

「歳なんて関係ないよ!!ナツ君のバーカ…。あたしも大人になりたいもん…。」



そんな事思ってたのか…。



俺も乃彩のタメだったらよかったな…。



そしたらもっと一緒にいれるのに…。



「もう!!こんなのいらない!!」

「乃彩!?」

「あたしはナツ君のでしょ?そんな不安な顔しないでよ…。」



タオルを取った乃彩は顔が赤いけどちょっと強気。