お姫様とお嬢様

買い物してからナツ君の家に帰ってご飯の準備を始めた。



ナツ君はテレビ見てる。



結婚したらこんな感じかな…。



毎日ナツ君にご飯作って『おかえり』って言って…。



そんな妄想に励んでたらナツ君がいつの間にか横に立ってた。



「何っ!?」

「乃彩カワイイ。」

「や、やめてよ…。」

「何で?」

「恥ずかしい…です…。」



チュッと頬に当たるナツ君の唇…。



腰に手が回ってます…。



ナツ君ってこんなことする人なんだ…。



ドキドキして料理作れない…。



「もう出来た?」

「あ、だいたい…。」

「早く仕上げて?キスしたい。」



そんな事言われたら余計身体が動かないよ~…。



そのままの体勢で牛丼を作り終えた時…。



「食べるのまだ早いから一緒にお風呂入って?」

「おふっ!?ろぉ!?」

「ん、たまにはイイかなって。」



お風呂…。