生徒指導室を出た俺達はまた教室に戻る。



「今日学園長とご飯なの?」

「まぁ。後何人かいるけど皆じい様だ。話し合わせんのキツいっつーのなぁ?」

「知らな~い。」

「でももし愛芽と結婚したらお前も色々奥様方の付き合いヨロシクな?」

「ヤダ。愛芽モデルやめないし~、そのうちアメリカ行くしぃ。」

「アメリカ!?」

「うん。留学する~。」



なぜサラッとそんな事が言えるんだ?



俺と離れんのに?



「寂しくねぇのかよ…。」

「寂しいかもね。でも愛芽が寂しくなったら舜太飛んで来てくれるでしょ?」

「は!?」

「だから寂しくな~い!!舜太大好き~!!」



あの~…。



俺だって仕事してんだけど?



「勝手に決めてんなよ…。」

「愛芽の夢だもん!!理解してくれなかったら別れるしかないよね…。」



さっきまで『いらなくなった』とか言ってないてた愛芽は!?



ムカつくけどどこにでも飛んでってやるっつーの!!