何かまた具合悪くなってきたかも…。



「舜太、シャワーに体力奪われた…。」

「ん?じゃあ寝るか。」

「うん。」

「オヤスミ日向さん。」



ヒナ君はイヤな顔しないんだ…。



この家に舜太が公認で泊まるなんて滅多にないのに…。



部屋に入ってベッドに横になると舜太がタバコを吸い出した。



「ヒナ君も寧音チャンもナツも吸わないのに舜太だけ…。」

「だってリビングで吸えねぇじゃん。まぁ日向さんにはバレてるけど。」

「そんなの吸わなきゃイイのに…。」

「辞めらんねぇんだから仕方ねぇじゃん…。」



別にイイけど。



でも学校に見付かるのだけは勘弁だよね…。



「愛芽明日学校行く…。」

「無理すんなよ。」

「だって席替えじゃん…。舜太の隣がイイもん。」

「俺が何とかしとくし。だから明日は寝とけ。」

「仕事あるのに!?」

「仕事あんの?」

「あるに決まってんじゃん。死んでも行く…。」



だからもう寝よう…。