放心状態の愛芽…。



「ごめん…。」

「見られた!?見られた!?ねぇ、見られた!?」



見られた連発…。



ここからじゃきっと見えないはず…。



「大丈夫だと…。」

「死ぬほど恥ずかし~…。ってか今の弟!?声ソックリ…。」

「顔もソックリだから…。」

「もう服着る!!」



慌てて服を着る愛芽…。



後少しだったのに…。



俺も着替えて愛芽と一緒に部屋を出た。



「ホント美味いよ彰兄!!」

「だろ~!?やっぱり現地に行って正解だったな!!まぁ何回か死にかけたけど~…。」



リビングに入ろうとしたら忌ま忌ましい兄貴の声が…。



殴らなきゃ気が済まない。



「兄貴!!」

「おぉぉぉ~!!会いたかったよ舜君~!!」

「お前のおかげでどんだけ苦労したか分かってんのかハゲ!!」

「ぐはっ!!何すんだよお兄ちゃんに…。」

「うっせ!!マジぶっ殺す!!」



コタが笑ってコーヒーを飲んでた。