お姫様抱っこでベッドまで運んだ。



「マジ?」

「もう黙れ。」

「黙ってるのはキャラじゃない。」

「じゃあ喋っとけば?」

「それもイヤ…。」



ワガママな姫だ…。



肌超スベスベ…。



「舜太っ…電気消して…。」

「ん。」



超エロい顔…。



もっと見てたいけど機嫌を損ねないように電気を消した。



「何コレ!?」

「ピアス…。」

「ヘソに穴あいてる…。」

「うっさい…。」



はいはい…。



愛芽の声が…。



ヤバイくらい脳内を刺激する。



「舜っ…もうダメっ…。」

「じゃあイイ?」



頷いた愛芽。



やっとだ~…。



そう思った瞬間バンッと音を立てて部屋のドアが開いた。



「兄ちゃん!!」

「待てコタ!!電気付けんな!!」

「何で?」

「取り込み中…。」

「あっ!!ごめんね!!」



パタンと閉まったドアによって暗闇だけは守られた。