次の日もなぜかウキウキ気分が抜けないまま学校に行った。



愛芽は朝早くから仕事。



こんな時は何気に一人で過ごす。



深く仲良くなれる友達がいないし…。



移動も一人。



「いつ見てもカワイイ~!!」

「金髪とか超レアじゃない!?」



こんな感じで皆近寄って来ない…。



内気なあたしは話し掛けたり出来ないしさ…。



今日も一人でトイレに行ってから移動。



廊下の角を曲がった瞬間誰かを蹴った感覚がした。



何でこんなとこに座ってるの!?



「あっ!!ごめんなさい!!」

「俺がこんなとこにいるのが悪っ…乃彩チャン!!」



有名人だから名前がバレてるのくらい気にしない。



でも明かに眼が輝いた…。



「俺の事覚えてる!?」

「あっ……ごめんなさい…。」

「だよね…。前にも廊下でぶつかった事あったんだけど…。」



前…。



あっ!!