背中合わせ、そこから一歩。




それからというものはあっという間で、

私たちはお互い惹かれるままに恋をして
想いのままに関係を築き上げていった。


それからいくつかの季節をこえて、

デートの帰りに何となく寄ったかわいいアクセサリーショップで買ったおそろいの指輪を、
「きちんとしたのはあと少し先だけど」
なんて笑って交換して、将来を約束した。



ずっとこのまま、この恋が、幸せが、続くと思っていた。