キーンコーンカーンコーン

授業が終わって次の準備して、友達と腐女子トークしてた。

「それでね!あのかっこいい系の子!雄スイッチ入ったらもう!かっこいいやばい!」

「それな!」

と、こんな話をしてたら誰かが話しかけてきた。

「沙羅ちゃん。何話してるの?」

「あ!慎吾くん。……聞かない方がいいよ。」

「え?そ、そう……。」

慎吾くんは、シュンと落ち込んだ。

女子は、顔を真っ赤にしてずっと慎吾くんをみている。

「え?そんなに落ち込むこと?」

「バカ!なに、言ってんの?!失礼でしょ?!」

「え?あ、ごめんね!慎吾くん!慎吾くんは、汚れて欲しくないから!」

「そうなの?」

「うん。だって、かっこいいから。モテるよ。もう、すでに。」

うん。うざいほど。

周り見てみな?

キャーキャー女子どもうるさいよ。

ギュッ



手を握られた。

「え?なに?」

「ありがとう!沙羅!」

「え?う、うん。」

そして、チャイムが鳴ったのだ。