『あ!待って、、えっとルイ君、は日本語、、上手!だね、、』



って馬鹿!


そんなこと聞きたいんじゃないのに、、。



『そんなことファンに聞けば知ってるよ』


『仲良く、、ないんだもん』


『、、まぁ確かに』



いつも押されたり
邪魔扱いされてる私を思い出したのか
納得するルイ君。


『母が日本人なんだ。母子家庭だから日本育ち』


それだけ言って私を黙って見つめる。

その目にまたドキッとするけど
落ち着けようと胸をなでる。



『そ、そうなんだね!なるほど。』



『他は?もうない?』


早く中に入りたいのか体の向きが少し家の方へと
向いてしまう





『あ、えっと、、。あ!ルイ君は男の子が好きなの?』



、、、、、。



、、、。



き、気まずい沈黙。


まずかったかなぁ?
咄嗟に出てしまった言葉だとしても
これはダメだった、、?


だって本当にそうだとしたら


きっとこんなただの同じ学校の生徒なだけの
私に言うはずもないし。


しかもそんなこと聞かれたくもないだろうし。