その姿をたまに目が合うルイ君は 冷めた目で笑うだけ。 ボーッと外から見て目が合うルイ君に 好き! と言うしかない。 まぁ案の定? 嫌い と返ってくるけど。 でもそんな会話だけでも進歩じゃない? 今までは眼中にさえ入ってなかったんだもん。 今は、、入れてくれてるし。 少なからず一歩は進んだでしょ。 『いやそれもう一歩下がってるでしょ』 昼休みが終わり自習時間の今。 みさりんは相変わらずの呆れ顔。 『下がってないよ』 『いや、嫌いって言われたらアウトでしょ』