ズルい、、こんなの、、 こんなの反則だ、、 苦しいのに、、 ドキドキする胸がうるさい。 『、、ずるいょぉ、、ルイ君、、』 『ごめん』 『好きじゃ、、ないくせに、、っ』 精一杯の強がりと 精一杯の嫌味を込めてそう言った。 こんなことされたら 好きなんだと嫌でも実感させられる。 分かってるからこそ余計にルイ君に腹がたった。 『、、分かんない』 『ズルい、、』 離れようとルイ君の胸を押す。 好きだ 好きだよ そう言うように高鳴る胸が苦しくて 早く離れなきゃと思った。