みんながリビングに揃ってまず初めに私は自分の気持ちをお兄ちゃんに話した。


「お兄ちゃん一度.私達別れたの。
一緒に居たらお互いが苦しむと思ったから…。
でも離れた方がもっと苦しかった。お兄ちゃん私には彼が必要なの。」


「お前の真剣な気持ちは初めからちゃんと伝わってたよ。でも母さんの苦労を考えると親父さえ居てくれたら母さんはこんなに苦労しなかったのにって…俺達も寂しい思いしなくて済んだのにって…。ごめんな。俺はそんな事を全て緒方さんのせいにしてしまったんだ…。俺…最低だよな。」


やっぱりお兄ちゃんは変わった。


何がお兄ちゃんをそうさせたのか
分からないけど私達の事を一人で
反対していたお兄ちゃんの気持ち
の変化に驚いた。


お兄ちゃんの話の後お母さんが
一枚の紙をテーブルの上に置いた。


離婚届…!?


そこには夫の欄に死んだはずの
お父さんのサインが記されてあった…。


私は意味が分からずお兄ちゃんと顔を見合わせた。


お兄ちゃんが首を傾げる。