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❄主人公 ❄
及川セイラ 17歳

内気だが優しい性格。小さい頃に両親を亡くしてしまい、お兄ちゃんと暮らしていた。しかし、お兄ちゃんが突然消えてしまい行方を探していてる。

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❄神白兄弟❄

長男 神白セイヤ 19歳

普段はあまり喋らないが、いざとなったら助けてくれる。根は優しい。


次男 シンの双子の兄 神白ルイ 17歳

意地悪なドS。主人公をからかってばかりいる。しかし次第に主人公の事が気になり始めて…


三男 ルイの双子の弟 神白シン 17歳

いつも無口な性格。双子の兄ルイの事があまり好きではない…


四男 神白コウ 14歳

甘えん坊で主人公のことがとても大好き。でも彼には誰にも話せない秘密があって…


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その他 謎の執事さん
メイドさん

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ゴーン。ゴーン。
ー思いっきり、目の前の扉をノックしたー

お待ちしておりました。及川様ー。

今まで過ごした生活と違いすぎるこの場に私は思わず息をのんだ。

今日からここが私の家。

ー今でも信じられないー

それは、突然の出来事だったー、

両親が幼い頃に亡くなった私は一人暮らしをし、生活していた。
何不自由ないと言えば嘘になるけど、それでも充実はしていた。

ーーあの1本の電話がかかってくるまでは。

それは、おばさんからだった。
おばさんというのは亡くなった母の義理の姉だ。今更何かと思いながら電話に出るとそれは驚く内容だった。

ーセイラちゃんー。
あなたのお兄さんがあの、神白家にいた所を見た人がいるらしいわ...

え・・・?お兄ちゃんが...?

私のお兄ちゃんは三年前、私の前から忽然と姿を消してしまった。
あんなに優しかったお兄ちゃんがどうして突然いなくなったのか?
あの時はよくそればかり考えた。

しかし、神白家といえばとてお金持ちで、簡単に人が出入りできる場所ではない。

なぜお兄ちゃんが…?

するともう1本電話がかかってきた。

知らない番号、出てみることにした。

はい…及川です。ー

こちら、神白です。 えー?!?

実はですね…いきなりなのですがあなたを、坊っちゃま、いや失礼しました、神白家のご兄弟の花嫁候補として迎えたいのです。

ーーえ!?!?ーー

いきなりすぎない?!
びっくりした私は思わず声をあげ叫んでしまった。

しかし、先ほどの電話のように、兄が神白家にいるのが本当なら、会いたいと思い、突然の話に私はOKをしてしまった…。


それがまさかあんなことになるなんて
この時の私はまだ何もわかっていなかった



執事さんに案内され私はこれから私の部屋となる所に行った。

広い…。それは落ち着かないほどに広かった

ピンクのフリルのベッドからは微かにバラの香水の香りがした。

わぁ。大きな鏡。
覗いてみると汚れ一つない真っ白い鏡。

ザッザーッザッ

ーー何かが一瞬うつった気がした。ーー

お支度が出来ましたら、1階の突き当たりの部屋までお越しください。

そう言うと執事さんはいなくなってしまった。

はぁ。
私は深いため息をつき、着替えた後言われた通りの部屋に向かった。

扉を開けると、先ほどの執事さんの隣にとても皆顔立ちが綺麗な4人の兄弟らしき人達がいた。

あー。こと人達が神白家のお坊ちゃんたちだな。

そう思った私は、すぐさまお辞儀をし、挨拶した。

今日からお世話になります。
及川セイヤといいます。どうぞよろしくお願いします。

.........。

え...。無反応?

すると、1番背の小さい男の子が近寄ってきた。

僕、神白コウって言うんだ〜。セイラちゃんよろしくねぇ。

か、可愛い。 はっきり言って天使だ。

するとさっきまで黙っていた他の兄弟も、次々に自分の名前を名乗り始めた。

長男のセイヤだ。よろしく

次男のルイだ。俺様の邪魔したらソッコー追い出すからな。?

ルイの双子の弟のシンです。よろしくお願いします。

ー双子なの?ー

あぁ。つかお前何歳だ?俺より年下か?
先程からこの生意気な口を聞いてくるルイとやらに私は少しイラだった。

17歳です...。

ゲッ。嘘だろ同じじゃねーか。 チッ

俺とシンも17だ。よく覚えとけ。

兄貴は19。で、コウが14だ。

へぇ、そうなんだ。…

......。この先この兄弟と暮らしていけるのか
そんな不安が私を襲う。