冷たい雪が空へと舞い上がっていく。

けれど、それの冷たさを遮断するように、私の隣には彼がいてくれる。


「なに…?」

「ううん。なんでもない…ただ、好き、だなって」

そう告げると、彼は優しく微笑んでキスをくれた。



まつげに。


頬に。


髪に。


そして、この体に…。


二人の温度が深く重なり合う。
この心に…あかりを灯す。

今、貴方の心には、どんな夢が見えていますか?
それが、私と同じだったら、と何度も願う。
こんな風な想いが、これからも降り注がれていくのでしょうか?

「愛してる…」

「うん…私も、愛してる…」


愛してるとか、好きだという言葉の果てに、私はずっと貴方の強い想いを探してたのかもしれない。
…どうやっても揺るがない想い。


手のひらに乗せて、この瞳で見ることは出来ないけれど。
貴方がずっと私を好きでいてくれたから、今こうして感じる事が出来るんだ。


言葉なんて、取っ払っても…。

自分の中に一つだけ、真実があれば…それだけで。

それだけで、いいんだ。


好きだという言葉の果てに…私はかけがえのない愛を知った…。



fin.