『ふふっ、瑠璃おかしい……』 思わず笑ってしまった私に、 瑠璃はパチパチと目を瞬かせーー。 「笑い事じゃないわよ、もう……」 彼女も一緒になって小さく笑ってくれた。 そして不意に真剣味を帯びると、 静かにこう告げた。 「貴方はあたしを……恨んではいないの?」 『………』 恨んでいるかどうか、 そう聞かれれば恨んでいた。憎みもした。 彼女が手を離さなければ、 私は死ななかったのにって考えもした。 けど、それも初めだけだった。