「あ、ああ……あああっ」 足元から何かが【崩れて】いく。 決して失ってはいけない何かが……。 「う、があああああああぁぁぁっ!!!」 獣が吠えたような呻き声が、 私の口から発せられている。 それを、 どこか他人事のように聞いていた。 「ああああああああぁぁぁ!!」 何より怖かったのは、 生きる糧を忘れてしまうこと。 なんのために生きていたのか、 その理由を忘れてしまうことだった。