「俺も一緒に持ってく。」 床一面に散らばってしまった問題集を拾い集めるのを手伝ってくれた。 「えっ…結構重いよ?」 「ばーか。男の力なめんなよ。あと…」 少し俯いた。なんだろう? 「もう少し…美音葉と一緒にいた…い」 「っ…」 思いがけない京の言葉に鼓動が高鳴る。恥ずかしくてちょっと胸が苦しい。だけど… それが凄く心地よくて… 「ダメ…?」 「ううん…私も一緒にいたい…」