でも今は、京に会えたことが嬉しい…!
抱きしめていた腕を緩めて顔を見た。昨日両想いになったばっかり。
今までは、後ろめたさとかがあって、好きだってことをなかなか伝えられなかったから…
その反動なのかな…すっごい甘えたい気分なの…
「助けてくれてありがとね!」
少し赤くなって照れてる…フフッ…可愛い…
「いいよ。つーか、何この量の問題集。
1人で運ぶつもりだったの?」
散らばってしまった問題集を見て驚いたように尋ねてきた。
「うん!資料室までなんだけど…結構重くて…」
「で、コケたってわけか。」
う…お恥ずかしい…
「はい…その通りです…」

