僕のhoney

俺の必死の努力はそいつの声で泡になって消えた。








せっかく頑張ったのに…っ!








「美音葉、アイツだれ?」







声を掛けてきたのは見たことのない男子。なんかキラキラ?してて王子感がハンパない。




「同じクラスの新庄 律(しんじょう りつ)君だよ。」







同じクラスつまり特進か…

頭では負けたな。






「小鳥遊さん。この前言ってた実技の練習どうする?」






俺がいることなんて気にしない様子で美音葉に話しかける。




しかも…バスケの練習の相手するとか言ってんぞコイツ…。