黙ったまま…なにも話したくないのか…? それだったら無理に聞けないよな。 「とりあえず…花火見れるとこ行こっか。」 「うん…」 落ち込んだままの美音葉の手を引いて屋上に向かう。 屋上までの階段の前に来た時、美音葉が戸惑った様子でこっちを見た。 「京…屋上って立ち入り禁止じゃなかったっけ…?」