「っ…」
思わず言葉を詰まらせる小鳥遊。
「はぁ…まぁ…困るよね?浮気されたら。」
「分かってる!ちゃんと…ちゃんと諦めるからっ!」
「小鳥遊さんも分かってるでしょ?僕と結婚したら小鳥遊家に凄い利益になるってこと。」
「…そうだよね…分かってる…」
抜悪そうに頷く。
なんかその姿に凄いムカついた。
俺は小さい頃から何でも諦めてきたのに、なんで…なんで…!
なんでこいつは好きなことを自由に想えるんだよっ!
そう考えたら小鳥遊をめちゃくちゃにしてやりたいって気持ちが一気に高まった。
細くて白い腕をグイッと引き寄せ、唇を無理やり塞ぐ。
「っ…!んっ…ふ…」
小鳥遊の口からはいやらしい音が漏れる。

