「あっ!タキシードとか似合いそう!白の!」
「ははっ…タキシードね。…いずれ小鳥遊さんの横で着るけど?」
少しづつ意識してもらわないとね。
だけど、小鳥遊は
少し驚いたような表情になり黙ってしまった。
なにこいつ…まさか俺との婚約に不満とかあんの?
ありえねぇ…
一応俺、結構モテてる方なんだけど。
走行しているうちに第2資料室に着いた。
机の上にダンボールを置く。
「あのさ…しばらく婚約の話とかしない方が…」
「なんで?」
「だって…誰かに聞かれたら…」
「いいじゃん。杉本くんはもう知ってるんでしょ?」
「…っ!なんで京のこと…!」
「見ててバレバレ。杉本くんのこと好きなの。」

