「待てよ。」 「まだなにかあんの?」 「確かにお前と比べたらなにもねーけど、美音葉の事が好きって気持ちは負けてないから。俺にはそれさえあればいいから。」 宣戦布告。 この気持ちだけは誰にも負けてない。 「ふーん。まぁせいぜい庶民のがんばりをみせてもらおうじゃないか。」 真逆に歩き出す。 こいつだけには美音葉の事渡せない。