すると私の横にある空席を指差し 「あそこが佐野くんの席」 というと転校生は私の横に座った。 私は転校生に 『よろしく!私、辻 有希音』 と挨拶をすると転校生が大きな声を出し私を指差した。 「あっ!!お前あのぶつかって来たやつやん」 あっ!と思いいきなり立ち上がり深々と頭を下げた。 『さっきはごめんなさい。私慌ててて。』 と大きな声で謝った。 クラスの生徒はみんな、え?という顔をしている。