あと半年とちょっとというところで思わぬ大事件発生。
大嫌いだった人間を“女”として見てしまうなんてどうかしてる。

「ヤバい、どうしよう」
「なにが?」
「いや、なんでもない」
「へんなの。ま、圭一が変なのは最初っからやけど」

やっぱり訂正。
こいつを“女”として見ているのはただの気の迷いだ。
俺がこいつを好きになるなんて、ありえない。

そう思ったけど、その日は真が眠くなる午前3時まで真と自分の心の2つと格闘し続けていた。それでも綺麗になっていく真から目を離すことはできなかった。



その数ヶ月後には真に告白をして、見事に両思い。
現在は職場の近くにアパートを借りて同棲している。

人生何が起こるかわからない。
未来は誰も予想できない。


もうひとつびっくりすることが。
来年の夏、俺たちの最愛の女の子が誕生する。そして、今年の冬、俺たちは結婚することになっている。

人生なんて、未知だ。
本当、俺の人生狂ってる。

でも、狂っていても楽しいからしょうがない。

俺たちはこれからも予想外を楽しみに変えてゆく。





END