…シャラッ。
首に手をかけたのは、零士が私にネックレスをかけたからだった。
…しかもそれは、とても高そうなダイヤが付いている。
私は驚いて振り返り、零士を見た。
…チュッ。…触れるだけのキス。
離れた零士の唇が紡いだ言葉は。
「…誕生日おめでとう、満里奈」
「…どうして」
今日は、私の誕生日だった。でも、そんな事零士には教えていない。
「…俺を誰だと思ってる?この会社の社長だぞ?社員の個人情報くらい、簡単に手に入る」
「…あの、ありがとうございます、でも。こんな高価なもの貰えません」
困った顔で言う私の頭をポンポンと撫で、零士は言う。
「…俺が贈りたいから勝手に買ったものだ。満里奈が貰わなければ、ゴミになる」
ご、ゴミ?!
私は驚いて首を降る。
「…ゴミ何てそんな!頂きます。大事にします。凄く」
私の言葉に、零士は満足そうに頷いた。
「…今夜」
「…ぇ?」
「…本当は、今夜レストランで祝ってやりたかったんだが、どうしても外せない仕事があって無理なんだ」
「…そんな、そんな。こんなに良いものを頂いたので、充分です。本当にありがとうございました」
そう言って微笑むと!零士は私を抱き寄せた。
「…買った甲斐があった」
「…」
「…俺は、満里奈のその顔が見たかった」
「…御崎社長」
「…その顔を見ただけで、午後からの仕事も頑張れそうだ」
その言葉に、恥ずかしくなって眉を下げて笑うと、零士はより一層私を強く抱き締めた。
首に手をかけたのは、零士が私にネックレスをかけたからだった。
…しかもそれは、とても高そうなダイヤが付いている。
私は驚いて振り返り、零士を見た。
…チュッ。…触れるだけのキス。
離れた零士の唇が紡いだ言葉は。
「…誕生日おめでとう、満里奈」
「…どうして」
今日は、私の誕生日だった。でも、そんな事零士には教えていない。
「…俺を誰だと思ってる?この会社の社長だぞ?社員の個人情報くらい、簡単に手に入る」
「…あの、ありがとうございます、でも。こんな高価なもの貰えません」
困った顔で言う私の頭をポンポンと撫で、零士は言う。
「…俺が贈りたいから勝手に買ったものだ。満里奈が貰わなければ、ゴミになる」
ご、ゴミ?!
私は驚いて首を降る。
「…ゴミ何てそんな!頂きます。大事にします。凄く」
私の言葉に、零士は満足そうに頷いた。
「…今夜」
「…ぇ?」
「…本当は、今夜レストランで祝ってやりたかったんだが、どうしても外せない仕事があって無理なんだ」
「…そんな、そんな。こんなに良いものを頂いたので、充分です。本当にありがとうございました」
そう言って微笑むと!零士は私を抱き寄せた。
「…買った甲斐があった」
「…」
「…俺は、満里奈のその顔が見たかった」
「…御崎社長」
「…その顔を見ただけで、午後からの仕事も頑張れそうだ」
その言葉に、恥ずかしくなって眉を下げて笑うと、零士はより一層私を強く抱き締めた。