「ねぇ、いくらわたしだってそこまで無視されると辛いものがあるよ。今日、何度呼んだかわかる?何度へこんだかわかる?心が折れそうだよ。朝、ちゅーしてから…」

「黙れ!!」

「──!」

「てめえマジで訴えるぞ」


怒鳴りながら強く睨みつける。そんな俺を見て、逢川は目を見開いた。


しかし軽々しく口にするなんて、本気でこいつは淫乱だな。


「訴えられるほど悪いことなんてしてませんよ」

「ふざけんな!お前、俺に何をしたかわかってんのか?!」

「え?ストーキングなんて別にそこまで」

「そっちじゃねぇよ!そっちもだけどよ!」

「…まさか、ほっぺにちゅーしたこと言ってるの?」

「立派な犯罪だろうが!!」

「・・・。」


なんで固まってんだよ!犯罪だって認識してなかったのか?!


「俺の許可もなく俺にそんなことして、普通に生きてられると思うなよ!」

「…」

「だいたいお前、がっ、学校でするもんじゃねぇだろ!しかも女が男をおっ、襲うなんて!どういう了見だこら!マジで狂ってんな!」


場所も考えねぇとは、とんでもねぇ女だぞ!俺よりタチ悪ぃじゃねぇか!


「次はねぇぞ!つーか俺の前に現れるな!俺は女なんて相手にしねぇし、その上お前みたいなアバズレは特に嫌いだ!」