「えぇぇえぇぇ??」


「雛乃のこと、好きで好きで。でも、なかなか話せなくて。
 わざとあんな手紙出したんだよ。帰ったら、あの最初の手紙開けてみて。
 名前も、西山秋夜から山と夜を抜いたら西秋になるんだ」


斜め下を恥ずかしそうにみながら、秋夜はそう言った。


「なぁ、付き合ってくれない?」


「えっ。ちょっと時間をください…///頭が混雑してます」


「わかったわかった。じゃあ、もう遅いし気を付けてね」



そのときちょうど一台のバスが来た。

アキさんはもうそこにはいなくて。
たぶん、もう帰ったんだろう。




「ばいばい」



秋夜に手を振り、家に帰った。