違うもん。 「アキさんのことっ、好きじゃないもん。好きなのは、アキだもん。アキさんとアキが一緒でも、私はっ…ううっ」 もういやだ。 涙が止まらない。 秋夜は、優しく私の背中をさすっていた手を止めた。 「アキ?」 「あっ、アキっていうのはっ。なんでもないの」 「アキって言ったよな!?雛乃、アキのこと好き?」 「好きだよ!!桜とか、本とかいろいろ知ってて気が合うし。なんか、初めての気持ちなの。アキには、好きな子がいるけど…、でも」