アキさん、何しに行ったのかな。

彼女とか??
でも、彼女はいないって。


好きな人?

私…。
アキさんが女の人と遊んでたらって考えるだけで。


胸が苦しい。
どうしちゃったの、私。



「雛乃?どうした?」

「あ、ううん。なんでもない。行こう」



秋夜が心配そうな顔でこっちを見ていたから、とっさに笑顔を作った。