「雛乃、準備できたから帰ろうか」 秋夜が上着を着て、私を呼びに来た。 私もすべての荷物を持って立ち上がった。 「あ、鍵わすれた。先に下降りてて」 そう言われて、私は一人で階段を下りた。 あれ?なんで、鍵がいるんだろう。 アキさんが家にいるはずなのに。 玄関で靴を履いて、マフラーを巻いた。 そして、ふとドアの横のちょっとした棚を見た。 んん?? あの封筒は…。