「ふぅ…今日から局長か…」 荷物をおろして息を吐く。 両親の命令で今日からここで働くことになった。 私は青砥美空(あおとみそら)。 最近、高校を卒業したばかり。 ここというのは、代々青砥家が経営している青空郵便局のこと。 つい先日まで兄がしてたんだけど結婚してしまったので、私が局長をすることになった。 っていうか、私しかいないのだ。 今までは兄の手伝いみたいな感じだったけど、そうはいかない。 局長は住み込みで働かなければいけない。 いつお客さんが来るか分からないから…らしい。