「な、なんで紅音くんがここに‥‥」

「そりゃ、跡をついてきたにきまってんじゃん。そんなに俺、頭悪い人に見える?」

「‥‥じゃあ、一つ聞かせて?」

「なに?」

三上くんの目は冷たかった。なにか敵意を持ってるような目‥‥

「あなたに朝山さんは何をしたの?」

「なにもしてないよ?」

だよね!?私は三上くんに‥‥朝のことはなしにしてなにもされてません!!

「じゃあ、どうしていじめようとするの?」

‥‥助けてくれるのかな。とてもいい人です!!

「えー?面白いじゃん。朝山さん。だって朝から‥‥


むぐっ!?」

私は瞬時に三上くんの口を塞いだ。身長的に私より20cmほど高いでしょう。だから、腕をぐいっと引っ張り塞いだ。

「‥‥ぁ、ごめんなさい‥‥」

「!!まぁいいけど‥‥」

「ごめん、紅音くん。私達は朝山さんに話をしたいの。だから、


席外してもらえる?」

そう言うと、ポケットに手を入れて歩き出す三上くん。

後で謝らなきゃ‥‥そして、



黙ってもらえるように交渉しなきゃ‥‥