「やっほ〜!朝山さん!」

「え、なになに、朝山さんと知り合い?」

「紅音!!お前朝山とどういう関係だ!!」

ちょっと色々勘違いされているし、隣の席という奇跡的な最悪。そして‥‥

私は名前を言ってないのに、さっきのことをまるで私だったと見抜いているような目。

ただものじゃない‥‥

「朝山さーん、席ここだよ(ニコッ」

笑顔が真っ黒な三上くんを横目に「朝山さんどんまい(笑)」という慰めの目線。意地悪というより新種のいじめかな‥‥

そしたら、三上くんの事が気になっているみたいな女の子たちがやってきて

「朝山さん、お話いいですか?」

「はい‥‥?」

私は腕を引っ張られて、教室を出た。