「しらないの!?三上紅音(みかみ あかね)!」

「う、うん‥‥。」

「三上は、女子の中で意地悪の天才とか呼ばれてる。あんなのどこがいいのか私にはさっぱりだけど、見た目がかっこいいとかで意地悪な三上を知らない奴にモテるらしいよー?あいつ顔だけはいいから。顔だけ。」

「へぇ‥‥。」

でも、聞いたところでって感じで、私に響くものはなかった。

「まぁ、そいつに彼女なんていないから狙ってる女子少なくもないし、早く彼女作れよ!って感じー。」

三上くんか‥‥。少しだけ話してみたいな

「あ、苗ちゃん先に行っといて!私、この変装解いてから教室行くから」

「めんどーならやらなきゃいいのに‥‥」

「ごもっとも‥‥」

「わかった。早く着替えてクラス入りなよー。」

「うん!」

私は、校舎裏に走って、変装をしていたヴィッグや、男子生徒の制服を取ろうとしたとき

「なにしてるのー?」

後ろから方を叩かれてビクッと跳ね返る。



どうしよう‥‥