「おーい。紅音っているか?」

「‥‥?俺に何か用?」

「え!?紅音ってお前!?てっきり女子だと思ってた‥‥」

だと思った。この"紅音"って名前でよく女だと間違われる。

「三上紅音ちゃん!」

「‥‥せんせー。俺男です」

クラス中に笑いが起きる。せんせーは「ご、ごめんなさいね!三上くん‥‥」と謝る。そっからだ‥‥




俺が孤独という檻に引きこもったのは‥‥