「うっ‥‥なんか緊張するなぁ‥‥」

私は今、三上くんの跡をつけている。
理由は苗ちゃんが

「弱みを握り返すのは、ストーカーが一番だよ。あいつ、帰りいつも1人だし、校門から帰ってるとこ誰も見たことないし。帰りストーカーしてこい!」

まさか‥‥友人から「ストーカー」という言葉を聞くことになるとは‥‥

バレれば、世間でいう犯罪。相手は三上くん。何をされるかわからない。

|)彡 サッ

三上くんは、誰もいない路地のようなところへ入っていく。

なにしてるんだろ‥‥

「ねー、おねーちゃん可愛いね。」


「え‥‥」


私は知らない大人の人数人に話しかけられた。

「こんな所で何してるの?こんな路地のようなところ用事ないでしょ。」

見た目は若い。20歳前後くらいだと思う。髪の毛染めて、ピアス、派手な王道ヤンキーみたいな皮ジャージ‥‥

「‥‥」

「大人しく来てもらおうか。たっぷり遊んであげるから。」

「‥‥いや。遊びません。」

「おうおうねーちゃん。強い子だねぇ」





「‥‥私は怖くない。」