そして次には絆創膏だらけのあたしの手をとって、絆創膏一つ一つにキスを落としていく。
「…て、テツ?くすぐったいんだけど……ん、…」
くすぐったくて逃げようとしても腰に腕を回されガッチリと拘束される。
キスされていく絆創膏を見ていて、テツの顔が近付いたことにすぐ反応できなかった。
最後に一瞬触れるだけのキスを唇にされて、あたしの額にテツのがくっついた。
「…はい、澪ちゃんの充電完了~」
ニヤリと笑うテツはさっきのテツとは違って、いつもの意地悪なテツになってて。
それがこんなに嬉しく思う日が来るなんて思わなかったな。
嬉しくて思わずテツにニヤリと笑い返してやった。
会場に入っていったテツの背中は自信に満ち溢れていた。



