翌日。
「……ハァッ………ハァッ、もう…っ…どうして起こしてくれないかな……!」
あたしは今日も走っている。
あれから部活が終わって拗ねたテツと家に帰って、テツに渡すものを作り始めた。
今回は朝日が昇る前に完成したけど、徹夜が体に響いたのか部屋の机に伏せて寝オチ。
お母さんとお父さんはあたしを起こそうともせずに二人でデート。
あたしだってテツとデートしたいのに!
大会の会場が走って着く距離でよかった、ほんとに。
でもいつ試合なのかが分からないから、とにかく急がないと。
体育館の出入口前でキョロキョロしてる人物を発見。
その人物もあたしに気付いたのか手を振る。
「あ!澪!こっちこっち!」
手を振るのは未来。
未来の電話で起きたようなもので、未来には感謝の言葉しか出てこない。



