「あの、ほんとは全員に作りたかったんですけど、時間なくて……だから他の皆さんにはクッキー焼いてきたので良ければ適当に持っていってください。
あ!先輩達のもありますから!」
大きい紙袋から小包に入ったクッキーを出して、体育館のステージに並べていく。
すると一斉に他の部員が駆け寄って来た。
お礼を言われながらその様子を見ていると、麗さん達がやって来た。
「にしてもこれ澪ちゃんが作ったの!?すごいね!ほんとありがとう!
もうすることやることかわいすぎてヤバいー!」
麗さんに勢いよく抱きつかれた。
「大河、ありがとう。大切にするな」
「い、いえ!そんなものしか作れずすみません」
麗さんに抱きつかれてるあたしに木嶋先輩はお礼を言いながら頭を撫でてくれた。
未だに抱きついてる麗さんの対応に困ってると、今度は兼田先輩や成宮先輩、反塚先輩が来た。
「ありがとな、大河。こんなにたくさん作るの大変だったでしょ?大切にするから」
「い、いえ!皆さんの頑張りに比べたらこんなのどうってことないですよ!」
木嶋先輩と同じように兼田先輩にも頭を撫でられる。
「にしても澪ちゃんはできた嫁ちゃんだな~!」
「旦那の大切な仲間までも支える嫁!いいっすね、そそられますね~!」
反塚先輩と成宮先輩の言葉は褒められてるのかからかわれてるのかイマイチ分からないけど、褒められてることにしておこう。
てかそろそろテツが来そうで怖いんだけど…………



