こいつ、俺の嫁。





体育館に着くと、既に先輩達は揃っていた。
麗さんに渡したいものがあるから、早めに体育館に来てほしいと伝えてもらっていた。




「あ、澪ちゃんきたよ!剣ちゃん達集合!」




麗さんが気付いていつもの先輩達があたしのところにやってきた。




テツは……よかった、まだいない。




「鉄也にはあっちで先生呼んでたって適当に言っておいたから大丈夫だよ」


「ありがとうございます、兼田先輩」




テツにはまだないから、テツ以外の人に渡すのを見ると拗ねそうだったから兼田先輩にはテツを遅く来させるようにお願いしておいた。




「んで、俺らに話ってなになに?」




反塚先輩が興味津々であたしの顔を覗き込む。




あたしは持っていた紙袋に手を入れてあるものを出すと、手前にいた反塚先輩に渡した。




続いて木嶋先輩、兼田先輩、成宮先輩、そして麗さんにと順々に渡していく。




「これって……バレーボール?しかもユニフォームの番号入りじゃん!」


「あ、明日の市中大会のために作ったんですけど……お守りとして、その……」





成宮先輩がもらったものを持ち上げて下から見上げている。




今日徹夜して作っていたのは、先輩達にお守り的なものを作りたくて作っていたバレーボールのキーホルダー。




ほんとは部員全員に作ろうと思ってたけど、予想以上に時間がかかってスタメンの先輩達とマネージャーの麗さんにしか作れなかった。




でもそれじゃ、申し訳ないから……