尋人さんはカウンターに頬杖をついてメニューを見ている未来を見つめた。
「まぁ、未来ちゃんはほぼ毎週来てくれてるよな?」
「なっ!?何余計なことを言ってるの!」
「え、未来そうなの?」
意外だった。
ほとんどあたしが行きたいばっかりに未来をここに連れてきてたから、未来が自分から来てるとは思わなかった。
「ただバイトない日は暇だから来てるだけだよ…!」
「…そ、そうなんだ」
未来はメニューで顔を隠して言った。
暇だから来るというわりにはあたしから未来の耳が赤くなってるのが見える。
尋人さんはテツみたいにニヤニヤ笑ってるし。
「ま、未来ちゃんがそういうならそれでいいけどね。
二人ともメニューは決まった?」
「あたしはハニーショコララテ、ホットにする!」
「私はカプチーノ」
あたしに続いて未来の注文を聞くと、尋人さんは「はいよー」と返事をしてマスターこと尋人さんのお父さんに注文を伝えにいった。



