未来と他愛ない話をしながら歩くこと10分弱。
久しぶりに見た木造のレトロな感じの店構えに思わず声が出てしまう。
「わぁ!懐かしー!」
「懐かしいって1ヶ月ぶりくらいでしょ?」
未来に呆れたため息と共につっこまれた。
例え1ヶ月ぶりだったとしても、懐かしいものは懐かしいんだから!
そう言ってやろうとしたのに、既に未来は店の中に入っていってしまった。
あたしも慌てて後を追いかける。
カランカラン
店のドアを開けるとドアについていた鈴が鳴り響く。
それを合図に店員が速足でやって来た。
金髪のストレートの少し長い髪を一つに縛る彼は1ヶ月会ってなかったけど、やっぱり懐かしく見えて。
「いらっしゃー……って澪に未来ちゃん!久しぶり~!」
でもあたし達に向けるその笑顔は、いつ見ても変わらなくて安心する笑顔だった。



